ラオスとルアンパバーンのざっくりした歴史

ラオスのとルアンパバーンのざっくりした歴史を知ろう

そもそもラオス人とは誰か?


ラオス人とはラオスの国籍を持つ者のこと。少数民族も含むため、ラオス人=ラーオ族ではない。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%AA%E3%82%B9%E4%BA%BA

ラオスの民族ごとの人口構成をみると、タイ系のラオ族が半数以上を占める一方で50以上の少数民族が存在しています。ルアンパバーンには、ざっくりいって3種類のラオス人がいます。

  • ラオ族 マジョリティ。タイ人と民族的には同系。地主、公務員に多いです。
  • カム族 カンボジア人と近いクメール系の民族。ラオスの先住民族と考えられています。巻き舌を駆使するカム語を話します。
  • モン族 19世紀前後に中国南部から移住してきた民族。中国ではミャオ族と呼ばれる人々。華南の中国人に似ています。一番貧しいが勉強熱心。男尊女卑激しい。

他にももっとマイナーな民族もいますが、この3つのうちのどれかに近い。あるいは、モン族よりあとにきた華僑か越僑です。FACEBOOKなどSNSでラオス人の交友関係をみると現在でも民族内で濃密な関係をもっていることが伺えますが、一部では、これらの民族間で混血もみられます。

世界遺産のルアンパバーン旧市街とその歴史

東南アジア最後の秘境ラオスの古都ルアンパバーン。街全体が世界遺産のルアンパバーンの街には、周囲の豊かな自然環境とラオス王朝とフランス統治時代の街並みをもとめて、毎年世界各国から多くの人が訪れます。

ルアンパバーンは、メコン川とカーン川の合流点にある小さな半島に位置します。 写真の右側に流れるのがメコン川で左側がカーン川です。

ランサン王国

ビエンチェンにあるファーグム王の像

ルアンパバーンの街の歴史は、メコン流域に定住していたラオ族をまとめたファーグム王が、 1353年に「百万頭の象の国」という意味の名を持つランサン王国を設立し、ルアンパバーンの街を王都としたことにはじまります。

ランサン王国は、最盛期の16世紀にはその版図を東北タイにまで広げました。17世紀にかけて仏教や芸術で国中が華やいだと伝えられています。

ラオスと仏教

紀元前500年頃に北インドで釈迦(ゴータマ・シッダールタ)が創始した仏教は、釈迦の死の約100年後,上座部と大衆部に分裂し,そのうちスリランカを経てカンボジアに伝わった上座部仏教がラオスにも伝わりました。

パバーン仏と仏教伝来

純度90%以上、重さ43kg~53kgの金で出来た「パバーン仏」 は、1世紀頃にスリランカで造られたものと伝えられており、ラオスでは最も神聖な仏像とされ、人々から厚く信仰されています。

この仏像は、ファーグム王と結婚したクメール人の王妃によって上座部仏教の伝来とともにカンボジアからもたらされたもので、14世紀以降ルアンパバーンの町の守護仏となっています。ルアンパバーンという街の名は、 ラオス語で「パバーン仏の都」という意味をあらわしています。

現在は王宮博物館内にあるホー・パバーンの中の祠に祀られています。4月のラオス正月の時には灌水の儀式(仏像に聖水をかけてお清めをする伝統行事)のためにワット・マイに運び出されます。この儀式の際には、多くの人々がワット・マイに祈願に訪れます。

王宮博物館内にあるホー・パバーン

王国衰退とフランス領インドシナ

しかし、そんな王国に陰りが差してきたのが18世紀のこと。王位を巡る争いが勃発し、ランサン王国はビエンチャン、ルアンパバン、チャンパサックの3王国に分裂。さらに内紛や互いの争い、シャムなど隣国の勢力拡大で弱体化がすすみ、1770年代には3国ともシャムの朝貢国となります。

ルアンパバーンの市場 1900

1872年頃よりラオスは中国雲南省をルーツとするムスリム系のチン・ホー族による来襲を受けて壊滅的な被害をうけていたのですが、 1887年にルアンパバーン国王ウン・カムがフランスのルアンパバーン副領事にホー族の襲撃から救出されるという事件がおきました。また、1888年にフランスとタイとの暫定協定によりフランスがタイ保護領シップソーンチュタイ(現在のベトナム・ディエンビエンフー周辺)をフランスの保護領としました。この併合を不服としたタイは1893年に仏泰戦争を起こしたのですが、結果として敗北しラオス(ルアンパバーン王国・ヴィエンチャン王国)は、フランスに併合されることになりました。

現代のルアンパバーン

伝統的なラオス様式とヨーロッパのコロニアル様式の融合した美しい街並みが1995年に国連教育科学文化機関(UNESCO)によって世界遺産へ認定され、それ以来、世界中から多くの観光客が訪れています。

王宮博物館

早朝の托鉢と朝市


ナイト・マーケット


象使い


サンハイ村

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